巨人・岡本和真 かつての同僚左腕・田口と名勝負 2球で追い込まれながら12球粘って四球選ぶ

[ 2023年5月2日 22:41 ]

セ・リーグ   巨人5―7ヤクルト ( 2023年5月2日    東京D )

<巨・ヤ>9回から登板した田口 (撮影・西川祐介)
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 巨人の主砲・岡本和真内野手(26)がヤクルト戦(東京D)でかつて同僚だった相手左腕・田口麗斗投手(27)と名勝負を繰り広げた。

 開幕から26試合連続「4番・三塁」に入って先発出場。5―7と2点を追う9回だった。

 まずは今季初めてスタメン1番に入った先頭・広岡が交換トレードの相手だった田口から右前打を放って出塁。秋広の代打・長野は9球粘るも空振り三振に倒れ、坂本は併殺崩れの遊ゴロで2死一塁となった。

 ここで打席に入ったのが、3回の第2打席で安打を放っている岡本和。2球で2ストライクと追い込まれながらファウルで粘りに粘り、フルカウントからの12球目を見極めて四球を選んで2死一、二塁とチャンス拡大につなげた。

 4月29日の広島戦(東京D)では2―3で迎えた9回、2死走者なしから岡本和が粘って栗林から四球を選び、続く中田翔が初球を逆転サヨナラ2ラン。巨人は今季初のサヨナラ勝ちを飾っている。3日前に続く相手守護神からのサヨナラ機。ここで再び打席に入った中田翔は8球目を中飛に終わって3日前の再現とはならなかったが、田口VS岡本和、田口VS中田翔と息詰まる勝負が続いて東京ドームのファンを興奮させた。

 田口は岡本和にとって1学年上の先輩。2021年開幕直前に広岡との交換トレードで巨人からヤクルトに移籍し、中継ぎの柱として昨季までチームの連覇に貢献。マクガフの流出により今季から守護神となっている。

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