巨人・戸郷 原監督に「うちのエース」と公言されてから初マウンドも6回途中4失点降板 4勝目ならず

[ 2023年5月2日 20:19 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2023年5月2日    東京D )

<巨・ヤ>6回途中に降板した戸郷  (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人の戸郷翔征投手(23)がヤクルト戦(東京D)に先発登板。6回途中8安打4失点で降板し、3勝目を挙げた4月26日の阪神戦(甲子園)後に原辰徳監督(64)から「うちのエース」と公言されてから初めて上がったマウンドで白星を逃した。

 今季5試合目の登板だが、過去4戦はDeNA戦と阪神戦が2試合ずつ。ヤクルト戦は今季初登板となった。

 すると、打線が初回に坂本の適時打で先制し、2回にもブリンソンと秋広の適時打、戸郷も自ら犠飛を放って3点を追加。序盤で4点の援護をもらってのマウンドとなった。

 だが、4―0で迎えた4回、1死からオスナに投じた内角高め142キロ直球を左中間スタンドに運ばれる5号ソロで4―1。6回には、優勝した3月のWBCで侍ジャパンのチームメートだった先頭・山田に真ん中付近へ入った143キロ直球を左翼スタンドに叩き込まれて4―2と2点差に追い上げられると、雲行きが怪しくなった。

 さらにこの回、村上、オスナに四球を与えて1死一、二塁。長岡の痛烈な打球は中田のスライディングキャッチで一ゴロとなったが、この2死一、三塁で原監督は自らマウンドへ向かい、投手交代となった。そして、2番手右腕・鍵谷が最初に打席へ迎えた8番・中村に右中間へ運ばれ、これを中堅・ブリンソンが後逸(記録は二塁打)する間に走者2人に本塁生還を許して4―4の同点。ここで戸郷の4勝目がなくなった。

 戸郷の投球内容は5回2/3で打者25人に対して97球を投げ、8安打4失点。4三振を奪い、与えた四球は2つ、直球の最速は148キロだった。

 ▼戸郷 リードを守れずに申し訳ないです。次はしっかりとした投球ができるように頑張ります。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月2日のニュース