吉田正尚が11戦連続安打 試合前の準備「ホームゲームは慣れてきた」 明日の菊池雄星と対戦「頑張る」

[ 2023年5月2日 12:34 ]

初回に先制適時二塁打を放ったレッドソックスの吉田(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が1日(日本時間2日)、本拠地ボストンでのブルージェイズ戦に「2番・左翼」で先発出場。4打数2安打1打点で5試合ぶりのマルチ安打をマークした。チームは同点の9回、1番・バードゥーゴのサヨナラ本塁打で3連勝した。

 初回の第1打席はブルージェイズ先発右腕・ベリオスの投球をとらえ、3戦連続でフェンウェイ・パーク名物の左中間巨大フェンス「グリーンモンスター」上部を直撃する先制適時二塁打。これでレンジャーズ・グロスマンに並び、メジャートップタイの11試合連続安打とした。第2打席は二ゴロ、第3打席は中前打。第4打席は2番手左腕・メイザとの対戦で遊ゴロだった。5-5の同点で迎えた9回、第5打席に備えたが、直前の1番に座った好調のバードゥーゴが右越えへサヨナラ本塁打を放って決着をつけた。試合後の吉田との一問一答は以下の通り。

 ――同地区のブルージェイズに貴重な勝利を挙げ、自身も2安打で貢献した。
 「しびれるゲームでした。よかったです」

 ――今日で11試合連続安打になり、グロスマン(レンジャーズ)に並んでメジャートップタイ。打撃のいい感触は続いているのか。
 「コースに逆らわずに打てているかなと思います」

 ――ストライク先行、3球勝負といった投手の攻め方に慣れてきたのでは。
 「全部をしっかり自分自身も打ちにいって、ボールを見逃すという作業の繰り返しかなと思います」

 ――3試合連続でグリーンモンスター直撃。フェンウェイパークで左翼方向への飛球はヒットになりやすいという意識はあるのか。
 「距離的に見ると100(m)を超えているんで、ホームラン欲しいなと思いますけど(笑)。確率的にはやっぱり距離が近い分、角度がつけばヒットの確率は高いのかなと思います」

 ――開幕からちょうど1カ月。準備はうまくまわってきたか。
 「最初よりはやっぱりルーティンだったり、時間の配分っていうんですかね、どこらへんからスイッチ入れて、身体を起こしていくかっていうのは少しずつホームゲームに関しては慣れてきました」

 ――自身はスロースターターと話していた。ケガもあったが、ここまで連続試合安打を続けて来れている要因は。
 「結果はこうなっているというのは結果論なんですけど、それまでの準備だったり、そこしかやれることはないので、それがうまくいっているということしか今は言いようがないですね」

 ――明日、先発する菊池雄星投手と対戦は楽しみか。
 「そうですね、日本時代も本当に素晴らしいピッチャーでしたし、よく抑えられていたイメージがあります。自分のプロの開幕のスタートのピッチャーでしたし、またここで対戦できることも非常に嬉しく思います。ただ、敵同士になりますし、ライバルチームですので、何とか勝ちに貢献できるように頑張りたいと思います」

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