青学大の県岐阜商コンビ躍動 6連勝で勝ち点3 松井は今季初勝利、佐々木は1安打1打点

[ 2023年5月2日 12:40 ]

東都大学野球 第3週第2日   青学大6―4中大 ( 2023年5月2日    ZOZOマリン )

<中大・青学大>力投する青学大・松井(撮影・木村 揚輔)
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 青学大の県岐阜商コンビが躍動し4点差の逆転勝利を呼び込んだ。投げては松井大輔投手(4年=県岐阜商)が3回から継投し7回4安打2失点の11奪三振、打っては佐々木泰内野手(3年=県岐阜商)が1安打1打点で逆転勝ちへの流れをつくった。今季初勝利を手にした松井は「3人で抑えて流れを持って来られてよかった」と喜んだ。

 今秋ドラフト上位候補の常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)が2回2失点で降板。松井は立ち上がりの3回こそZOZOマリン特有の風に流され、野手の間に落ちる不運な安打もあり2失点したが、4回からは圧巻だった。最速147キロの力強い直球とスライダーを低めに集め、7回まで4回連続3者凡退。

 1点リードの8回は1死2塁のピンチを背負ったが、「ピンチじゃないと思って落ち着いて投げた」と連続三振で無失点。大きく右腕でガッツポーズし、仲間とハイタッチを交わした。

 松井の力投に応えるように打線は6回に一挙4点を奪い同点。無死満塁から中前適時打を放ち、反撃の口火を切った佐々木に対し松井は「心強い。いつも励まされているので自信を持って投げられた」と感謝した。

 互いに県岐阜商時代は鍛治舎巧監督の指導の下、才能が開花。大学でもともに1年から主力として活躍しており、県岐阜商コンビの投打による活躍がまだまだ期待される。

 チームは開幕戦こそ敗れたがその後は負けなしの6連勝で勝ち点を3に伸ばし、06年春から遠ざかるリーグ優勝へまた一歩近づいた。今チームの投手陣はともにドラフト候補の常広、下村海翔投手(4年=九州国際大付)を擁しているが松井も負けていない。頼れる右腕は「いつでもどこでも(投げる)準備はできているので、安心して二人には投げてもらってリーグ優勝を目指したい」と、チームのために全力で腕を振り続ける覚悟を示した。(村井 樹)

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