【チェコ監督と一問一答】朗希の剛速球に「立ち向かうことができた。これが一番喜びだった」

[ 2023年3月11日 23:31 ]

WBC1次ラウンドB組   日本10-2チェコ ( 2023年3月11日    東京D )

WBC1次R<日本・チェコ>メンバー表交換で握手を交わすハジム監督(中央奥)と栗山監督 (撮影・西川祐介)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組が11日、東京ドームで行われ、日本はチェコに10-2で完勝。3連勝で1位の座は渡さず、12日に2連勝中のオーストラリアと直接対決でB組首位を争うことになった。

 一方で敗れたとはいえ、チェコも奮闘。ネットでは「清々しい」と話題になるほど、全力プレーに心を打たれたファンも多かった。試合後はグラウンドに出て、勝利した日本チームやスタンドに向かって拍手。まさにスポーツマンシップだった。

 以下、試合後のパベル・ハジム監督と一問一答。

 ―佐々木朗について。
 「佐々木投手は本当に素晴らしい投手です。どの監督でも自分のチームに入れたいと思います。本当にうらやましい。栗山監督が本当にうらやましい。これだけの速度を心配していました。一番速い速球を恐れていましたけど、それに対して立ち向かうことができた。これが一番喜びだった」

 ―国内の野球普及について。
 「自然に高ぶってくると思う。ベースボールのパワーをみんなに知らせることができたと思います。もっといい成績を残したいと思いますけど、野球が数段上がると思う。チェコの人気あるスポーツの上位に入ると思います」

 ―残り試合へ。
 「韓国は本当に強いチームです。昨日は日本に負けてしまいましたけど、私たちは力いっぱい戦っていきます」

 ―サトリアについて。大谷から三振。ボールを持って帰った
 「少しですね。日本の打撃陣を驚かしてやりたい、そういう気持ちでした。ダブルプレーもあったし、私たちが持っていた可能性を最大限利用したいと思ったが、大谷翔平は、どれだけのヒットを打っているか数え切れない。彼から三振を奪ったことは一生涯、忘れない。死んでもいいような気持ちだったと思います。明日はルカシエリコリが先発です」

 ―序盤はリードしていた。印象的なシーンは。日本の野球についての感想。
 「サトリアは初回の三振、大谷ゴロに取りました。日本のトップ3を123キロで仕留められた。これ以上のことはないですよね。この試合の象徴的なシーンは、日本と試合ができたこと。わたしたち、フルプが佐々木投手から二塁打を打ったこと。これが忘れがたきシーン。競技者のみならず、日本のファンは世界一だと思います。個人としてはイチローが世界一だと思っています」

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