イスラエルの“二足のわらじ”スパイクメーカー経営者・カッツ　ナショナルズを1回零封

イスラエルのカッツ、自身の会社で手掛けたスニーカーを披露（AP）
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　ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の強化試合で9日（日本時間10日）、イスラエルが9－0でナショナルズに快勝。メキシコはロッキーズと対戦し、15安打11得点の猛攻で11－1と快勝した。

　先発メンバーで現役大リーガーが1人しかいないイスラエルが大勝した。中でも異色の選手は3番手で1回を1安打無失点だった左腕カッツ。メジャー経験はなく、昨季は独立リーグでプレーした28歳は、オーダーメードのスパイクメーカー経営という顔も持つ。

　多くの選手にも提供しており「（ドミニカ共和国の）ディバースが履いていることは知っている。彼は左打者なので、対戦する機会は十分にあるだろうね」と笑み。前回大会は韓国、オランダなどを下して全勝で1次ラウンドを突破しており、今大会でも台風の目となるか。

　＜メキシコ　上々15安打11点＞メキシコは投打に上々の仕上がりを見せた。攻撃陣は本塁打こそなかったが、0―1の3回に逆転。中盤、終盤も着実に加点して15安打で11得点を奪った。先発で2回2安打1失点（自責0）だったウォーカーは昨季メッツで12勝し、オフにフィリーズへ移籍。「いいローテーション。勝ち進んでいける」とJ・ウリアス、ウルキーディらと形成する強力な先発陣に手応えを口にした。