筒香オープン戦初出場で2安打3打点　元侍の4番が現侍へ「日本中の皆さんの活力になる」とエール！

オープン戦で3打数2安打3打点の活躍でレンジャーズデビューを飾った筒香
Photo By スポニチ

　レンジャース・キャンプに招待選手として参加している筒香嘉智外野手（31）は10日（日本時間11日）、敵地でのアスレチックス戦で4－0の5回裏から「2番・一塁」でオープン戦初出場。3打数2安打3打点の活躍でメジャー昇格へ猛アピールした。

　遅れてやってきた招待選手にとって第一印象は肝心だ。5－1とリードした6回2死二、三塁。メジャー通算32勝のベテラン右腕メイのカットボールを中堅左へ運ぶ2点適時打。打点として最も評価される2死からの適時打を逆方向への質の高い打撃で見せた。

　7－1の8回無死一塁では若手左腕ハリスに0－2と追い込まれながらも緩いカーブに体が止まり中堅右越えへ適時二塁打。左右の投手から中堅の左と右に適時打を綺麗に打ち分けた。

　試合後、筒香は「日に日に状態は良くなってきている。あとは微調整の連続。結果は非常に良かった」と笑顔。それでも2打席目の中堅右への二塁打は「もう少しいい打撃ができたかなという感覚はある」と貪欲。本塁打にできなかったことを悔やんだ。ともあれ、上々のレ軍デビュー。ボーチー監督は「走者をふたりおいての大きなヒット。彼にとっていい1日になった」と評価した。

　また、17年のWBCで日本の4番を務めた筒香は連日の侍ジャパンの熱い戦いに「もちろん勝って欲しい。日本中の皆さんがプレーヤーの姿を見ていろんな活力になると思う。僕自身も本当に楽しみにしている」とエールを送った。