前DeNA・倉本寿彦 古巣の「日本新薬」で現役続行へ!

[ 2023年3月11日 04:00 ]

倉本寿彦内野手
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 DeNAで昨季まで8年間プレーし、10月16日に戦力外通告を受けた倉本寿彦内野手(32)が、今季から社会人野球の「日本新薬」でプレーを続行することが10日、分かった。倉本は14年ドラフト3位で同チームからDeNAに入団した。

 現役続行に対する熱意に古巣が手をさし伸べた!「まだ続けられる」。その思いを持つ男は、功績を評価され球団から提案された現役引退セレモニーも丁重に断り、プロ球団から声が掛かることを待ち今オフも地道に練習に取り組んでいた。

 DeNAで667試合に出場。ルーキーイヤーから3年連続100試合以上の出場を続け、日本シリーズに出場した17年はレギュラーシーズン143試合フルイニング、フル出場。最終的にCS、日本シリーズとすべてにフルイニング出場し、遊撃手で不動のレギュラーとなった。

 だが18年以降は出場機会が減少し、22年はわずかに44試合の出場に止まった。遊撃手の成長株、森に加え大和、柴田らの控えとなることが増え戦力外通告となった。

 日本新薬は社会人野球の名門。都市対抗野球にも38度出場し、自身も同チームで活躍した実績がある。今オフは地元、神奈川県茅ヶ崎市でのイベントにも出席し、現役続行に対する思いも打ち明けた。

 8年間の功績は大きい。新たな舞台での活躍、そして将来的なNPB復帰を望む倉本の奮闘に対し、ベイスターズファンの誰もが声援を送り続けることは間違いない。
 
 ◇倉本 寿彦(くらもと・としひこ)1991年(平3)1月7日、神奈川県茅ヶ崎市生まれの32歳。寒川リトルシニアから横浜高に進学。08年夏の甲子園で4強進出に貢献。創価大では3年秋、4年春にベストナインを獲得。日本新薬に進み14年ドラフト3位でDeNAに入団した。プロ通算667試合、打率・255、149打点、8本塁打。右投げ左打ち、1メートル81、88キロ。

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2023年3月11日のニュース