ソフトバンクV予報!総額65億超の補強に孫正義オーナー自信「素晴らしい成績の予感」

[ 2023年3月11日 05:00 ]

孫オーナーや藤本監督を背にして新スローガン「鷹!鷹!鷹!」を掛け声に拳を突き上げる栗原(中)(撮影・西海健太郎)
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 ソフトバンクの孫正義オーナー(65)は10日、都内のソフトバンクグループ本社で行われた「福岡ソフトバンクホークス激励会2023」に出席し、藤本博史監督(59)や選手らを激励。オフにはWBCに侍ジャパンの一員として参戦中の近藤健介外野手(29)ら超大型補強の成功で「素晴らしい成績の予感が湧いている」と早くも2020年以来3年ぶりのリーグ制覇と日本一の“予報”を出していた。

 孫オーナーが第六感をさく裂させた。監督、選手入場後、約150人の社員の前でマイク片手に3年ぶり頂点を感じ取っていた。

 「今年は何か、予感がしますよね。きっと、素晴らしい成績を残してくれると。そういう予感が、ふつふつと湧いてくる。昨年はかなりいいところまで行ったけど最後の最後に残念な結果となった。大いに期待したい」

 昨季はマジック1としながらリーグ最終戦でロッテ戦で敗れ、オリックスに優勝を奪われた。ポストシーズンでもオリックスに敗れて相手は日本一に。20年以来の頂点に向け、球団は総額65億超を投じた。FAで近藤、嶺井を説得し、国内を知る外国人はオスナにガンケル、新助っ人アストゥディーヨにホーキンス、米国帰りの有原の加入に成功した。

 何としてでも頂点へ。孫オーナーは「我々は後方から心から支援するし、活躍を本当に尊敬している」と最高の敬意を表するとともに選手らを最大級に持ち上げる。「僕もいろんなスポーツをしてきた。少しでもしたことがある人にとっては僕らにとって神の領域にあるスーパースター。ぜひ、大いに活躍して大いに羽ばたいてもらいたい」と締めた。

 コロナ禍を乗り越えて、4年ぶりの激励会。打撃コーチ時代に参加経験のあった藤本監督も最後まで緊張の色は隠せなかった。就任2年目で重くのしかかる球団トップからのV指令、いやV予感は重々、承知している。

 「すごい熱いエールをもらった。優勝、日本一をしなくちゃいけない気持ちになった。いつも羽ばたこうとしているが、なかなかね。あと一歩のところを頑張っていきたい」。孫オーナーの“予感”は、必ず現実にしなければならない。戦いは、31日から始まる。(井上 満夫)

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2023年3月11日のニュース