高田・中山 衝撃の5回10K 東邦・宮国との「プロ注目対決」NPBスカウト7球団の前で魅せた

[ 2023年3月11日 19:32 ]

練習試合   高田6―5東邦 ( 2023年3月11日    東邦G )

<高田・東邦>東邦相手に5回10奪三振の快投を見せた高田・中山勝暁(撮影・河合 洋介)
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 高田(三重)が11日、今年初めての対外試合となる東邦(愛知)との練習試合に臨み、プロ注目の最速146キロ右腕・中山勝暁(3年)が5回10奪三振1失点(自責0)と圧巻の投球を披露した。

 相手先発は最速149キロ右腕の宮国凌空(3年)とプロ注目右腕同士の投げ合いとなり、NPB7球団9人のスカウトが集結。宮国が5回被安打10、4失点と苦しい投球に終わった一方、味方の適時失策による1失点のみに抑え、プロ注目対決は中山に軍配が上がった。

 「直球で押して、追い込んでからは変化球で攻めることもできました。甲子園に出るような強い高校と対戦した経験があまりないので自信になりました」

 今年初の対外試合登板で、自己最速まであと2キロに迫る144キロを計測。担当のロッテ・田中良平スカウトからは「良かったですね。ベース板の上で力強い球がいっていた。夏が楽しみです」と高く評価された。

 高田は県内屈指の進学校で、中山は医学部進学にも関心を持つ。「プロか勉強を選ぶか、現状は半々。夏までには決めたいと思います」と悩める胸中を明かした。

 ◇中山 勝暁(なかやま・かつあき)2006年(平18)1月7日生まれ、三重県津市出身の17歳。南が丘小3年から南が丘グリーンソルジャーズでソフトボールを始め、高田中では軟式野球部に所属。高田で投手に転向。1年秋から背番号11でベンチ入りし、2年秋に背番号1。1メートル78、78キロ。右投げ右打ち。

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2023年3月11日のニュース