侍・村上 待望初安打!やっと“ペッパーミル” 開幕から無安打14打席でストップ…場内もベンチ大歓声

[ 2023年3月11日 22:15 ]

WBC1次ラウンドB組   日本―チェコ ( 2023年3月11日    東京D )

WBC1次R<日本・チェコ>8回、安打を放ちペッパーミルポーズの村上(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、1次ラウンドB組が東京ドームで2試合が行われ、ナイターで日本は第3戦となるチェコ戦に臨んだ。村上宗隆内野手(23=ヤクルト)は「4番・三塁」で先発出場。待望の大会初安打を放った。

 第1打席は見逃し三振、第2打席、第3打席は四球。第4打席は見逃し三振で、開幕から14打席無安打と重苦しい空気で迎えた8回。先頭で打席に立ち、追い込まれたながら3球目をとらえて右前打を放った。球場中からはひときわ大きな歓声が挙がり、日本ベンチもナイン総出でバンザイ。一塁上で村上は安どの表情を浮かべ、「ペッパーミル」パフォーマンスも披露した。

 開幕から前日の韓国戦まで、2試合10打席無安打と打撃不振に苦しんだ。韓国戦では、ツイッター上で、06年の第1回WBCで不調だった福留孝介(当時中日)が準決勝・韓国戦で「生き返れ!」という実況とともに放った先制2ランになぞらえてファンが復調を願った「生き返れ村上」がトレンド入りした。

 韓国戦では6回無死満塁から左翼へ犠飛。「凄いチャンスで回ってくるので、何とか思い切り振ろうという意識で打席に入った。最低限のことができたことはいいのかな」。日本選手最多の56本塁打を放った昨季はレギュラーシーズンで記録しておらず、2年ぶりの犠飛。3回は1点を追う無死二、三塁から大谷が申告敬遠され、意地を見せる満塁機で遊飛に倒れていた。

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