日本ハム 阪神に敗戦も“勝利の方程式” 救援の4投手が完璧リレー

[ 2023年3月11日 06:00 ]

オープン戦   日本ハム0-6阪神 ( 2023年3月10日    甲子園 )

<神・日>日本ハム2番手の井口(撮影・北條 貴史)
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 日本ハムの開幕リリーフ争いが激化してきた。10日の阪神とのオープン戦は0―6で敗れたが、救援した井口和朋投手(29)、ドラフト6位・宮内春輝投手(26=日本製紙石巻)、宮西尚生投手(37)、玉井大翔投手(30)の4人がいずれも1回を打者3人で封じる完璧リレーを演じた。昨季はできなかった“勝利の方程式”の構築へ、加藤投手コーチは「ここから絞り込みたい」と口にした。

 先陣を切ったのは井口だ。5回から2番手で登板して梅野、熊谷、近本をテンポ良く打たせて取った。6回はドラフト6位・宮内が、2番から始まる上位打線をわずか6球で仕留め「夢だった舞台で投げられたのは感動した。良い当たりはされたが、詰まらせたのは自信になる」と、甲子園初登板を振り返った。

 流れに乗るように7回は宮西、8回は玉井が続いた。宮西は先頭の佐藤輝を三ゴロに仕留めると、代打・原口、井上からはスライダーで連続三振を奪った。これでオープン戦3試合計3回を無安打無失点と猛アピールに成功しており「納得できる一日を過ごしている結果、好調が続いている」とうなずいた。

 昨季は先発が試合をつくっても、救援陣が打たれて敗れるケースが多かった。加藤投手コーチは「宮内も含めて競争だと思うので。凄いレベルの高い競争が見られると思う」。激しい競争の先に、盤石のリリーフ陣を形成する。(清藤 駿太)

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2023年3月11日のニュース