ダル 佐々木朗のスライダー「トップレベル」絶賛 「真っすぐとフォークだけでどうにかなると思うけど…」

[ 2023年2月26日 14:34 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>ライブBPを終えて甲斐(右)と話すダルビッシュ(撮影・尾崎 有希)
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 侍ジャパンのダルビッシュ有投手(36)が26日、前日行われたソフトバンクとの壮行試合で、佐々木朗希投手(21=ロッテ)が投じたスライダーについて言及した。

 佐々木朗はダルビッシュの助言を受けて曲がりの大きいスライダーを投じ、今宮から空振り三振を奪った。

 「自分としてはすごく良いスライダーを投げていると思いますし、以前のスライダーも覚えてますから、それに比べたらトップレベルのスライダーを投げているとは思う。本人はもっと横に変化させたいというところで。そういう観点で見ると、またやることはある。それは本人もわかってると思うし、試合で投げて三振がとれたのは自分がああだったらすごくうれしいことだと思う」と述べた。

 また「別に、真っすぐとフォークだけでどうにかなっちゃうと思うんです。メジャーの選手であれ、打てないと思うんで」とした上で、「特にWBCで結果を出すために本人がやってるというよりかは、成長したいと思ってやってることだと思う。僕は基本的にスライダーは必要ないと思ってます」と直球とフォークだけで十分通用するという見解を示した。

 ブルペンで佐々木朗の球を受けた甲斐は22日に取材に答える形で「ピッチャー陣への影響力は間違いなく物凄くあると思いますし、ブルペンで佐々木朗希くんの球を受けましたけど、スライダーの曲がりがとても良かったんで話を聞いたら“ダルビッシュさんに教わりました”と言っていたんで。そういった間違いなくプラスはある」と“ダル先生効果”を証言していた。

 若手投手の貪欲な取り組みに、「そこがすごく変わったなと思うところの一つで。10年前であればこういう変化球の話をしても、オフシーズンに練習しとくからとかキャッチボールでやってからっていう感じだったんですけど、それって本当に上達しない考え方なので。今の選手たちは今日ブルペンで投げてきます!とかなるので。そういう意味ですごくみんなオープンマインドになっているというか、新しいことにチャレンジすることに怖さがなくなってきてるのかなと思う」とすぐに取り入れて試すアグレッシブさを称えた。

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