お見事!侍Jがスペシャリスト周東の足で電光石火の勝ち越し劇!2球で生還 壮行試合連勝飾る

[ 2023年2月26日 17:36 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表4―2ソフトバンク ( 2023年2月26日    サンマリン宮崎 )

<ソ・侍>9回、打者・源田の時に二盗を決める一走・周東(撮影・岡田 丈靖)
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 3月9日開幕の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は26日、サンマリン宮崎で行われた壮行試合で前日に続いてソフトバンクと対戦。“足のスペシャリスト”周東佑京外野手(27)の盗塁から一気に勝ち越し点を奪い、見事な逆転勝利を収めた。

 電光石火の勝ち越し劇だった。2―2のまま迎えた9回だ。1死から左前打を放った周東が、続いて打席に入った源田(西武)の初球にすかさず二盗成功。相手捕手・谷川原の悪送球で一気に三塁まで進むと、源田が次の2球目を右前適時打してあっという間に勝ち越した。相手の拙守もあり、なおも続いた1死三塁から松原(巨人、サポートメンバー)の左犠飛でもう1点。その裏、6番手右腕・栗林(広島)で逃げ切った。

 第2戦の先発マウンドに上がった絶対エース、山本(オリックス)は予定通り3回を投げ、正木、ガルビスの連続二塁打と村上(ヤクルト)の適時失策で2失点(自責1)。その後は高橋奎(ヤクルト)、松井裕(楽天)、湯浅(阪神)、大勢(巨人)、栗林という無失点リレーだった。

 打線は、2回の1死満塁で西川(西武、サポートメンバー)と山田(ヤクルト)が倒れて先制機を逃すと、3回の無死一、二塁も村上、山川(西武)、中村(ヤクルト)が打ち取られて得点機を生かすことができず。4回の無死一塁は中野(阪神)が遊ゴロ併殺打、相手のミスに乗じて追いついた5回もなおも続いた1死一塁で山川の二直に一走・村上が戻れず併殺に仕留められた。6回には無死一塁から牧(DeNA)が遊ゴロ併殺打。そこから中野、西川の連打で一、三塁としたが、山田が11球粘るも見逃し三振に倒れて勝ち越すことはできなかった。拙攻続きで8回までに10個と残塁の山を築いていたが、その空気を一変させる周東の俊足。見事な勝ち越し劇だった。

 なお、8―4で勝った25日の第1戦も6回に中野、周東が6回に連続失策を犯して失点したが、この日も村上が2回に適時失策。NPB使用球より滑りやすいとされるWBC使用球への対応については苦戦が続いている。

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