巨人・大勢が圧巻の侍Jデビュー!わずか8球で初白星 MAX156キロ 2人を3球三振に

[ 2023年2月26日 18:07 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表4―2ソフトバンク ( 2023年2月26日    サンマリン宮崎 )

<ソ・侍>8回から登板する大勢(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 侍ジャパンに初招集された巨人のリリーフエース、大勢投手(23)が圧巻の日の丸デビューを飾った。

 3月9日開幕の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は26日、サンマリン宮崎で行われた壮行試合で前日に続いてソフトバンクと対戦。大勢は2―2で迎えた8回に5番手としてマウンドに上がった。

 すると、最初に打席へ迎えた代打・リチャードを153キロ、154キロと2球で早くも追い込み、最後はこの日最速タイの156キロで3球三振。続く5番・アストゥディーヨは初球の155キロをファウルさせてから2球目フォークボールで左飛に打ち取り、6番・正木は2球連続フォークボールで空振りと追い込んでから156キロで3球三振に仕留めた。

 わずか8球での強打・ソフトバンク打線斬り。直後の9回には、1死から左前打で出塁した周東(ソフトバンク)の足を生かして味方打線が勝ち越しに成功し、侍ジャパンデビュー戦の大勢に勝利投手の座が舞い込んだ。

 大勢の投球内容は1回で打者3人に対して8球を投げ、無安打無失点。2三振を奪い、四死球なし、直球の最速は156キロだった。

 昨季はBクラスに沈んだチームにあって歴代新人最多タイの37セーブを挙げて新人王に。プロ2年目で侍ジャパンに初招集された大勢には2年目の今季も死角が見当たらない。

 ▼大勢 結果的に3人で抑えられたのは良かったんですけど、(5番・アストゥディーヨに)フォークボール、浮いたボールをレフトにマイナスで持っていかれたんで。まあ、ああいう同点の場面の緊迫の場面でああいう投げミスしていたらちょっとダメだな、と。それが反省です。(球速は)あまりその辺は気にせず投げていたんですけど。後で自分の投球動画で振り返ってみると、やろうとしていること(体重移動について)ができていなかったんで、そういうところをもっともっと大切にしていきないなと思います。(声援について)一段階スイッチを入れていただいた。強化合宿ではいろいろなことを吸収できていますし、教えていただけているんですけど、これを自分のものにできたら、もっと自分自身もレベルアップできると思う。他球団で活躍している選手と自分を比較すると、真っすぐにせよ変化球にせよ精度とかコントロールの部分でまだまだ悔しいですけど負けているなと思うんで、素直に受け止めつつ、悔しい思いを持ちながら成長していけたらいいなと思います。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月26日のニュース