“絶対エース”山本由伸は新フォームで3回2失点 村上失策で自責は1「いろんな配球を試すことができた」

[ 2023年2月26日 15:15 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表―ソフトバンク ( 2023年2月26日    サンマリン宮崎 )

<ソ・侍>侍ジャパン先発の山本(撮影・平嶋 理子)
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 3月の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は26日、サンマリン宮崎で行われた壮行試合でソフトバンクと対戦。先発投手を務めた山本由伸投手(24=オリックス)は予定通りの3回で39球を投げて3三振を奪い、2安打2失点(自責1)という内容だった。

 前日と同じ場所、同じ相手となった侍ジャパンの2023年第2戦。攻守だけ前日から入れ替わり、山本はマウンドに上がった。0―0で迎えた初回、1番・牧原大、2番・中村晃、3番・栗原、4番・柳田と左打者がズラリと並んだ上位打線に対し、まずは牧原大を初球の高め151キロ直球で左飛に。直球で押した中村晃には5球目の153キロが外れて四球を与えたが、栗原は152キロのシュートで空振り三振、柳田には140キロ台半ばのフォークボールを3球続けた後で内角高めへの153キロ直球で空振り三振に仕留めた。

 味方打線が1死満塁の先制機を逃した直後の2回には先頭の5番・アストゥディーヨを三ゴロに打ち取ったものの、6番・正木にカーブを左翼線二塁打とされると、7番・ガルビスにはカットボールを右翼線二塁打とされて先制を許した。8番・嶺井の二ゴロで2死三塁となった後、9番・三森の三ゴロを村上が一塁悪送球する間にもう1失点。牧原大は投ゴロに打ち取ったが、2点を先取される結果となった。

 2点を追う侍ジャパンは3回も無死1、二塁の好機を生かせず、無得点。山本は0―2のまま迎えた3回、中村晃を二ゴロ、栗原をフォークボールで空振り三振、柳田を二ゴロに仕留めて予定されている3回を投げ終えた。

 投球内容は3回で打者13人に対して39球を投げ、2安打2失点(自責1)。3三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は153キロだった。

 なお、昨季まで史上初の2年連続パ・リーグ投手4冠&沢村賞に輝いた山本は、さらなる進化を目指して左足をあまり上げずスライドするような足運びをする新フォームに挑戦中。日本が誇る絶対エースのチャレンジの行方も注目される。

 ▼山本 失点してしまいましたが、感覚よく投げられた球が多かったです。中村さんと確認しながら、いろんな配球を試すことができたので、内容は良かったと思います。

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