広島・新井監督がオープン戦初勝利「勝つにこしたことはない。いい一日になったと思う」

[ 2023年2月26日 18:32 ]

オープン戦   広島8-4中日 ( 2023年2月26日    北谷 )

<中・広>勝利し、手を振る新井監督(撮影・奥 調)
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 広島・新井貴浩監督(46)が26日の中日戦でオープン戦2戦目にして“初勝利”を挙げた。2回に3失策が絡んで4点を先行された直後の3回に秋山翔吾外野手(34)、野間峻祥外野手(30)の連続適時打などで反撃。4回には田中広輔内野手(33)が失策を挽回する同点二塁打、途中出場の大盛穂外野手(26)が勝ち越し打を放って逆転した。高卒2年目の田村俊介外野手(19)も4回に左前打するなど実戦に入って結果が出ていなかった若手野手陣も快音を響かせ、計16安打8得点で快勝した。

 試合後の新井監督の一問一答は次の通り。

 ――遠藤や床田ら先発陣は順調。

 「良かったと思う。ナイスピッチングだった。(床田は)投げ終わりで聞いても、体も問題ないということだった。スゴくいい登板だった。アンディ(アンダーソン)はちょっと不運なことが重なった。またしっかり修正して次の機会ということ。(交代は)球数で判断した」

 ――内容は良くなっていると言っていた若手打者陣にも安打が出た。

 「昨日は(安打が)4本かな。でも、ヒットの数ではなく、見逃し方や捉え方を見ている。だんだんといい対応をしてきているな…と感じていた。今日は良かった。みんな。スタートで出た選手も、後から出た選手も、みんながいいモノを見せてくれた。そんな日だった」

 ――失策は出たが…

 「いつも言っているようにミスは絶対にある。野球はミスをするスポーツだから。ミスが起きた次のプレーや打席、その次が大切であって、そういうところも見ている。(田中)広輔もナイスバッティングだった」

 ――田中は強く引っ張った打球が多い。

 「投球に対して、いい反応をしている。自分が思ってところにバットが出ている。いい反応をしているな…と見える」

 ――田中は昨日は一塁も守った。

 「もちろん。どこでもやる、ということ。ショートだけでなくサードもファーストも。彼の意気込みを十分感じている。彼にとっても、いい一日になったと思う。こっちも姿勢や気持ちをスゴく感じている」

 ――オープン戦とはいえ初勝利。

 「ハハハ。いつも言っているように勝ち負けは気にしてないけど、勝つにこしたことはない。いいじゃない。みんながみんな、いいモノを見せてくれた。キャンプ最後のオープン戦かな。いい一日になったと思う」

 ――キャンプの実戦は最後。やりたいことはできた。

 「難しいことを聞くなあ。まだ終わっていない。明日、明後日ももある。キャンプは実戦最後…。ここまで全員がいいモノを見せてくれたと自分は思っている。けが人にしても、森下、床田にしても順調にプラン通りきている。若手にしても中堅にしてもベテランにしても、広輔、アキ(秋山)、キク(菊池)もみんながみんないいモノを見せてくれている。いいんじゃない」

 ――中日ドラフト1位・仲地とは初対戦。

 「いいですね。真っすぐに切れがあってコントロールもいい。スプリットも低め。今日が初登板でしょ。沖縄大からで。いい投手だと思った。今日打席に立った打者がいろいろな情報をみんなに共有している。真っすぐにしてもスプリットなど変化球にしても全部低めに投げていた。いい投手だな、と」

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