湯浅はダル直伝スライダー&フォークに手応え 新登場曲に「マウンド上で笑いそうになった」理由とは?

[ 2023年2月26日 21:00 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表4―2ソフトバンク ( 2023年2月26日    サンマリン宮崎 )

<ソ・侍>7回、三者凡退に仕留めた湯浅(撮影・平嶋 理子)
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 7回から登板した湯浅は最速152キロを計測するなど1イニングを3者凡退に仕留め、今春初の代表戦登板で好発進した。

 「真っすぐはちょっと浮いてましたけど、自分的には今まで以上に感覚よく投げられていた。球の強さは今まで以上に出ていたと思うので、高さを修正していければ」

 合宿期間中にダルビッシュから教わったスライダーとフォークをこの日は2球ずつ投じ、「変な感覚もなくいい感じで投げられた」と収穫を口にした。1死から上林に初球から2球連続でスライダーを投げ込み、ボールだったが膝元に食い込んだ初球に「あれを追い込んでから投げられればもっと幅も広がる」と好感触。続く栗原にはフォークを連投し、2ボール1ストライクから140キロで空振りを奪うと、5球目は141キロで投ゴロに封じた。いずれも低めに決まり「フォークも1球目の方が感覚よく投げられていた。あれが普通になるくらい精度を上げていきたい。球速も結構出ていたので、初めての試合で投げたにしては合格点」とうなずいた。

 登板前には3人組ボーカルユニット「ベリーグッドマン」が湯浅のためにアレンジした楽曲「オドリバ★ジャポニカ~アツアツversion~」が初披露され、右腕の代名詞でもある“アツアツ”がひなたサンマリンスタジアムに響き渡った。だが、シーズン用に取っておく算段を企てていた右腕にとっては予想外だったようで「1個聞いて良いですか。あれなんで(新しい)登場曲が流れたんですか?」と思わず報道陣に逆質問。「(シーズン本番まで)流したくなかったんですよ(笑い)。マジで焦って、マウンドで笑いそうになった」と思わぬハプニングに苦笑いしていた。それでも15日楽天戦以来の実戦で結果を残した背番号22は「真っすぐをゾーンにもっと強い球を投げられるように。スライダーとかフォークも、どのカウントでも投げられるように精度を上げていきたい」と力強かった。(阪井 日向)

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2023年2月26日のニュース