能見篤史氏 イラっとした阪神コーチの言葉「どうせダメなんだから横から投げろ」

[ 2023年2月24日 19:28 ]

能見篤史氏
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 能見篤史氏(43)が24日更新の川藤幸三氏(73)のYouTube「川藤部屋」に出演。阪神で飛躍のきっかけとなった久保康生投手コーチの言葉を振り返った。

 鳴り物入りで入団も3年間で10勝止まり。08年は未勝利に終わり、5年目を迎えた09年の春季キャンプ。2軍から1軍キャンプに途中合流すると、久保コーチから横投げを提案された。その年は30歳シーズン。「上で結果出ないなら横から投げてみろ。どうせダメなんだから」と言われた。

 周りの人間もその言葉にビックリしたという。能見氏自身も「純粋にイラっとした。なんでそんなん言われなアカンの」と反発した。川藤氏は「久保はわざと言った」と、その反発心をあおったと指摘した。

 その年、能見氏は13勝を挙げて左のエースとしての地位を確立した。能見氏は「言葉の重みが、やっていくうちに自分で考えるようになる」と、久保コーチの言葉が最後まで生きたと明かし、オリックスの兼任コーチ時代も「(選手に)ヒントとか何か気づいてほしいなというのか感じた。そのためにはコミュニケーション取らないとダメ」と指導の元となった。

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