日本ハム・野村 2戦連発!新庄監督の期待に応えた「しっかり自分の打ち方で打つことができた」

[ 2023年2月24日 06:00 ]

練習試合   日本ハム1-5ロッテ ( 2023年2月23日    名護 )

<日・ロ>8回、中越えソロを放った野村(撮影・長久保 豊)
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 日本ハム・野村佑希内野手(22)が23日のロッテとの練習試合(名護)で、実戦2試合連続の本塁打を放った。0―5の8回、先頭打者としてバックスクリーンへ一矢を報いる一発。4番打者が結果だけでなく打撃内容も上向きのまま、実戦フルイニング出場でのキャンプ完走に突き進む。

 21日の中日との練習試合で放ったアーチは「(フォローの)風の部分もあった」と感じていた。「しっかり自分の打ち方で打つことができたので、今日の方が良かった」。2ボールから相手がストライクを取りにきた143キロ直球を逃さず捉えた、納得の一撃だ。

 バットを最後に振るのは腕でも、「手を使い過ぎず、しっかり下半身で打つ」というのが志向する打撃。「いい打席が増えてきているので、徐々に身に付いているんじゃないかと思う」と手応えが出てきた。一昨年、昨年と主力として出場を重ね「このままじゃ駄目と実感した」という。より重いウエートをより速く動かすトレーニングで土台を鍛えた。

 一方で、練習のメリハリはつける。実戦で常時4番で出場を続ける今キャンプ。昨春までは毎日取り組んだ夜間練習を「打ち足りない時や、すっきりしない時」に絞るようにした。「(昨季まではハードな練習を続けた)結果、ケガをしている。そこで終わったら何もない」。出場が90試合台で止まったこの2年から殻を破るため、シーズンを想定した調整法を探っている。

 チーム唯一のフルイニング出場を「“やってくれよ”という(新庄監督の)サインだと思っている」と、がっちり受け止めている。新球場開幕戦は当然のこと、その後も4番を守り続ける男になる。(和田 裕司)

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2023年2月24日のニュース