巨人・ブリンソン 本領発揮オープン戦開幕弾 俺の時間だ「デイム・タイム」ポーズ披露

[ 2023年2月24日 05:30 ]

オープン戦   巨人7-6ヤクルト ( 2023年2月23日    浦添 )

<ヤ・巨>3回、ブリンソンは3ランを放ちポーズを決める(撮影・沢田 明徳)
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 プロ野球は23日、ヤクルト│巨人(浦添)でオープン戦が開幕。「2番・中堅」で出場した巨人の新外国人でルイス・ブリンソン外野手(28=前ジャイアンツ)が、3回に12球団のオープン戦1号となる3ランを放った。腕時計を指し示すような「ブリポーズ」も披露。声出し応援が解禁された7423人の観客から大きな歓声を浴びた。リーグ優勝奪回を目指すチームの正中堅手定着へ、名刺代わりの一発だった。

 イッツァ、ブリタ~イム!午後1時41分。ブリンソンの放った放物線が、気温22度まで上がった浦添の強烈な日差しの中、左翼の芝生席に突き刺さった。

 「非常に感触が良かった。得点圏だったので、なんとか打点を挙げようとして、それが芯に当たっていい結果につながりました」

 1点リードの3回無死一、三塁。エスピナルの高め、138キロ直球を豪快にはじき返した。オープン戦開幕を告げる1号。三塁を回ったブリンソンは、腕時計を見るように左手首に視線を落とし、右手でポンポンと2度叩いてみせた。

 米国時代から続けるパフォーマンス。モチーフは、NBAのトレイルブレーザーズに所属し、無類の勝負強さで知られるデイミアン・リラード(32)の「デイム・タイム」ポーズだ。勝負どころで次々にシュートを決め「俺の時間だ」と言わんばかりの決めポーズに「めちゃくちゃ格好良くてちょっと盗んだ」と笑った。

 同じドレッドヘアで、ファンの間でウォーカーと「見分けがつかない」と話題。そのウォーカーは昨季、本塁打後に頭上につくる「ハートポーズ」でファン心を揺さぶった。新助っ人も「今年のホームラン後、自分のセレモニーにしようかな」と「ブリポーズ」の浸透に意欲を示した。

 メジャー通算28発で、走攻守三拍子そろった右打ちの外野手。原監督も「センターを守り抜いて、1~3番あたりの早い打順を打ってくれたら」と期待を寄せる。対外試合2試合目での一発回答には「バッティングの一番の基本で目線があまり動かない。そこは凄く特長」と評価した。この日はトランペットなどの鳴り物応援も解禁され、マスクを着用しての声援も認められた。勝負どころでの「ブリタイム」が、本拠・東京ドームにも大歓声をもたらす。(花里 雄太)

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