巫女風の応援団衣装「他と違ってカッコいい」 声出しOKの甲子園へ 女子2人の能代松陽応援団

[ 2023年2月24日 13:31 ]

<能代松陽センバツ選抜旗授与式>笑顔でポーズをとる応援団の半田さん(左)と猿田さん(撮影・木村 揚輔) 
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 第95回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)に出場する能代松陽(秋田)が24日、秋田県能代市の同校で選抜旗授与式を行った。

 二塁手の大高有生(ゆうき)主将(2年)は「選抜旗を手にして責任と自覚が深まりました。東北地区の皆様の期待に応えられるように、日本一を目指して一戦必勝で頑張ります」と決意表明した。

 選抜旗授与式の終了後には壮行会が行われ、応援部の半田呼夢(こゆめ)部長(2年)と猿田莉生副部長(1年)が声を張り上げてエールを送った。

 同部は2人の3年生が卒部し、現在の部員は2人のみ。半田部長は「2人で応援するのが初めてだったので凄く緊張しました。今日の出来は50点くらいかな。選抜までにはどうにか100点にできるようにしたいです。去年の夏も甲子園で応援させてもらったので、夏よりも良い応援ができるように頑張ります」と意気込んだ。

 13年に能代北と能代商業が統合し、開校した能代松陽。巫女をイメージさせる衣装は女子校だった能代北から受け継いだものという。1年生の猿田副部長は「他とは違ってカッコいいなと思います」と胸を張る。たった2人の応援部で甲子園に挑むが、「甲子園で良いところを見せて、新しい部員がたくさん入部してくれたら嬉しいです」と部員増を期待。応援部はチアリーディング部も兼ねる二刀流で「一番近くで応援できる特別な存在なので選手を励まして勇気を届けたい」と言葉に力を込めた。

 応援部にとっても甲子園は晴れ舞台。2人だけの大応援団が届ける声援にも注目だ。(柳内 遼平)

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2023年2月24日のニュース