エンゼルスの169・7キロ右腕ジョイス　メジャー昇格と最速更新に自信「インパクトある選手になりたい」

エンゼルスのキャンプに招待選手として参加しているジョイス
Photo By スポニチ

　大リーグ公式サイトが23日（日本時間24日）、エンゼルスの右腕ベン・ジョイス（22）を取材している。テネシー大時代に大学野球史上最速の105・5マイル（約169・7キロ）を計測した剛腕だ。

　2022年のドラフトで3巡指名、1年目は2Aで13イニングを投げ、防御率2・08、20奪三振、4四球と好投した。エ軍では12番目のプロスペクト（若手有望株）で、メジャーキャンプに招待、今季中に昇格をと期待されている。

　新しい球種を練習しているかの問いに「横に大きく曲がるスライダーを投げていたけど、カッターのようなもっと速いのを練習しようということになった。そこに焦点を絞っている。だから今は直球と、カッターのようなスライダーと、大きく曲がるスライダーを投げている」と回答。今季中のメジャー昇格については？「大きな目標、少しでも早く大リーグでインパクトのある選手になりたい。自分にとっては昇格は早ければ早い方が良い。今年そうなる準備はできている」と話している。

　アナリティック（データ分析）については「プロになってそこは学んでいる所。テネシー大ではそれほど使ってはいなかった。新しい速いスライダーでどう打者を攻めていくかなどで、役立っていくと思う」。105・5マイルの自己最速を超えられるかにも注目が集まるが「確実にね」と自信を見せたうえで「身体の状態が素晴らしいし、前回のライブBPでもすごく良かった。だから105・5マイルも行けるし、それを少し超えられるかも。全てに良い感じだから、行けるんじゃないかな」と話している。