日本ハム・玉井&伏見「道産子バッテリー」実現　玉井「自分の中で新しい発見があった」

練習試合   日本ハム4－4中日 （ 2023年2月18日    名護 ）

＜日・中＞5回、溝脇を空振り三振に仕留めた玉井と伏見のバッテリー（撮影・高橋　茂夫）
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　日本ハムで「道産子バッテリー」が実現した。中日との練習試合で、対外試合初登板の玉井が5回からマウンドに上がり、1回を完全投球。国頭の2軍キャンプで調整を続けてきた中で、「3人で帰ってこられたのは良かった。去年のこの時期よりは良い感じで投げられている」と汗を拭った。

　この日は、オリックスからFA加入した伏見と初のバッテリー。自身が旭川実1年時に、東海大四3年だった同じ北海道出身の先輩の要求で、普段は左打者には投げない外角のカットボールを使い、左の溝脇を空振り三振に仕留め「自分の中で新しい発見があった。“絶対投げた方が良いよ”と言ってくれた」と感謝。対する伏見も「何も知らない僕がサインを出すのは投手にとってプラスになることもあるのかな」と笑顔を見せた。

　同じく初の対外試合だった伏見はバットでも1安打。「長い目で見て、シーズンでいい結果が出るように」と気を引き締めれば、玉井も「競争の過程なので、生き残れるように結果を求めたい」と慢心はなかった。（田中　健人）