ソフトB・三森は開幕1番OK打! 3安打3得点「勝つためによりホームに還ってこなくては」

[ 2023年2月19日 05:10 ]

紅白戦   紅組2-8白組 ※特別ルール ( 2023年2月18日    宮崎・アイビー )

<ソフトバンク>初回無死、右翼線に三塁打を放った三森(撮影・中村 達也)
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 開幕1番OK!ソフトバンクの三森大貴内野手(23)が18日、宮崎キャンプの紅白戦に白組の「1番・二塁」で出場し、3打数3安打3得点の活躍を見せた。初回の右翼線への当たりでは俊足を飛ばして悠々と三塁へ到達。守備でも好プレーを見せた。2年連続の開幕1番へ向けて、走攻守全てで順調な仕上がりだ。増田珠内野手(23)も左中間2ランで開幕1軍へアピールした。

 迷わず二塁ベースを蹴った。1番・三森の初回の打席。高橋礼のスライダーを捉えた打球は右翼線を抜けていった。俊足を飛ばして三塁に到達。続く中村晃の左犠飛で先制のホームを踏んだ。5回の第3打席でも先頭で甲斐野の151キロ直球を捉えて二塁打し、追加点を呼んだ。「1番で出ればしっかり塁に出て、ホームに還ることが一番」。リードオフマンの役割を最高の形で果たした。

 ほんの短いテイクバックからバットを振り抜く独特の打法。昨季自己最多102試合に出場して101安打を放ち、プロ初アーチを含む9本塁打と活躍して自信をつけた。今季は「さらに突き詰めていく」と打撃練習に取り組んでいる。「新たな変化っていうのは特にない。昨年やったものをもっと積み重ねられるようにっていうイメージ」と話す。

 3回には無死一塁から右前打で一、三塁とチャンスを広げた。3打数3安打。いずれも生還して3得点の活躍だ。2年連続の開幕1番へ向け理想的な働きを見せ、「チームが勝つためには(1番が)よりホームに還ってこなくては」と語った。

 今季から背番号が68から13に変わった。「自分ではあまり変わった感じはないですけど。これからテレビとかで見たら変わるのかな」。主力として認められ、目指すは最多安打のタイトル。「バッティング練習では普通な感じだけど、実戦では真っすぐも変化球も、もう少し捉えたかったなっていう打席が凄くあった」。理想の形に確実に近づいている。

 守りでも2回2死でアストゥディーヨが二遊間に放った強烈なゴロを好捕。「しっかり取れるアウトは取らないと。チームの勝敗に関わる」。走攻守で順調な仕上がりの鷹のリードオフマンは「これから対外試合も入ってくるので、いいアピールがしっかりできるように」と気を引き締めた。 (森 寛一)

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2023年2月19日のニュース