西武・平良 リリーフから転向し初先発「100点」最速154キロ2回零封4連続K

[ 2023年2月19日 05:30 ]

紅白戦   紅組2-3白組(特別ルール) ( 2023年2月18日    南郷 )

西武・平良 
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 満点の先発デビューだった。西武・平良が宮崎・南郷キャンプ初の紅白戦で紅組の先発マウンドへ。2回1安打無失点で最速154キロをマーク。新たに習得したカーブ、ツーシームを試し「見逃しや三振も取れたので本当に良かった。今日は100点です」と胸を張った。

 奪三振ショーも見せた。初回1死一塁から外崎を内角直球で見逃し三振。一塁走者が盗塁死で危なげなく立ち上がると、2回はマキノン、陽川、川越まで4者連続三振。球種が増えたことで打者の狙いを外す、新たな投球バリエーションが光った。

 昨年までは、主に左打者に投じてきた140キロ台後半のスプリットを右打者に多投。内角に食いこむツーシームとの組み合わせで踏みこみづらくなり、外角のスライダーとともに、スプリットも効果的になった。「生きてくると感じたので、これからもどんどん投げていきたい」と収穫の初登板。視察した楽天の関口伊織スコアラーは「全ての球種が一級品。球種も増えて短いイニングで捉えるのは難しいし、チャンスはそうそうないと思う」と警戒心を強めた。

 昨季はチームトップの61試合登板、防御率1・56で最優秀中継ぎのタイトル獲得。昨年12月の契約更改交渉で先発への転向を球団に直訴して得たチャンスだ。「あとはイニングが重なってからの球速維持とコントロールができるか。そこもしっかりアピールしたい」。先発ローテーション入りへ、上々の滑り出しだった。 (福井 亮太)

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