【侍ジャパン】“守護神候補”松井、栗林、大勢ブルペンそろい踏み「3人で投げて相乗効果はあったのかな」

[ 2023年2月19日 13:36 ]

<侍ジャパン宮崎合宿>ブルペン投球する松井(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 3月のWBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が19日、3日目を迎えた。この日は松井裕樹(楽天)、栗林良吏(広島)、大勢(巨人)と“守護神候補”が揃ってブルペン入りした。

 松井は捕手・甲斐を相手に投げ込み「緊張感ある中でできている」と汗を拭った。前回WBCでも代表入りしているだけに経験は豊富ながら「栗林くんは東京五輪で投げているので逆に聞きたい」と年下にも敬意を忘れず、守護神争いに変な意識はないとした。

 初日のブルペンよりも感触が良かったという栗林は「緊張感にもある程度慣れてきましたし、初日は松井さんと2人でしたけど、今回は3人で投げて相乗効果はあったのかなって」とそろい踏みの効果を実感。松井とはキャッチボールでもコミュニケーションを密に取るなど“守護神談義”をし「やっぱり準備ですよね。ブルペンで何球投げるとか、大勢とも話しました」と抑えに必要なことを語り合ったという。

 その上で「やっぱり9回は大事だと思いますけど、リリーフ投手が大事だと思うので、役職にこだわらず与えられた場所で結果を出せたら。自分は絶対に9回投げたいというよりは、与えられた場所でベストパフォーマンスを出せる準備だけをしていきたい」と冷静に語った。

 また、19球を投じた大勢は「良いバランスで投げられている」と振り返り、ダルビッシュから教わったスライダー“ダルスラ”も試投。「新しい感覚というか、今までの自分の持ってなかった感覚、考え方を教えていただいたので、後ろにも立って見て下さってましたし、また見て感じ取ったものを教えてもらえれば」とした。

 吉井投手コーチは、日本代表の抑えとして求められるものを報道陣に問われると「気合いですかね」と笑い「ここに選んでる子たちは皆、そういうの慣れてる子たちなので普段通りの力を出してもらえれば。それが一番難しいんですけど、そういうルーティンを持ってる子たちばかりなので特にこれってのはないです」と全幅の信頼を寄せていると語った。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月19日のニュース