ロジンにMLB選手出場…栗山監督「文句じいさんくらい」大会本部に要望「100個ぐらい。野球界のため」

＜侍ジャパン宮崎合宿＞ブルペンを見守る栗山監督（撮影・岡田　丈靖）
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　3月のWBCに出場する侍ジャパンの宮崎強化合宿が19日、第1クールを終えた。栗山監督はWBCのさらなる発展に向けて、大会本部に数々の要望を出していることを明かした。

　この日の取材中、NPBで使われているロジンバッグが大会でも使用可能になったことが話題となり、指揮官は「大きいですね」と投手にとって安心材料になると安堵した。

　そして、「こっちはいろんな要望をずっと出しているし、もっとたくさん出してるよ。100個ぐらい」と要望はロジンバッグだけでないとし「全然、通らないけど、文句言うわけじゃなくて、この大会を本当に良くするために、“次の大会からこれはこうじゃないとダメ”ということをすごく言ってるよ。文句じいさんくらい」と大会のよりよい発展のために要望を出していると語った。
　栗山監督は「これは野球界のためなので」ときっぱり。「練習試合にもっとメジャーリーガーが出られるんだったら、（米国代表を辞退した）カーショーの問題もそうだし、こっちもいろいろあったんで、これは本当に、あの問題はいろいろあったんで」と本音を吐露。日本での強化合宿など練習参加に関して保険問題はクリアされたが、大リーガーは侍ジャパン壮行試合の2月25、26日のソフトバンク戦、3月3、4日の中日戦には出場できないことに表情を曇らせた。「やれることはやったんだけど、これで試合が2試合だけで（本番の）試合に出す勇気は俺にはないから、本当に怖いから、それは本当にちゃんとやってほしいですね」と次回大会に向けて、より良い方向へ向かうことを願った。