オリ・宇田川「160キロ＆守護神」狙う！平野佳、山崎颯に負けじ「後半は抑えで投げられるように」

力強くキャッチボールを行う宇田川（撮影・井垣忠夫）
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　オリックスの宇田川優希投手（24）が、大阪・舞洲での自主トレ後に取材に応じ、160キロ突破での守護神奪取を今季の目標に掲げた。

　「体重だけでなく、筋肉量も上げて、体幹もしっかりすれば出力が上がる。自分が理想とすることができれば（160キロ）出ると思う。後半は、そういうところ（抑え）で投げられるようにしたい」

　昨年7月に育成から支配下登録となった右腕は、最速159キロの直球とフォークを武器に中継ぎとして19試合に登板して2勝1敗、防御率0・81とブレーク。日本シリーズでも好投し日本一に貢献した。さらなる飛躍へ向け、オフには肉体改造に取り組み、約6キロ増の体重104キロにパワーアップ。今後は筋肉量を上げつつ100キロまで絞ってキャンプに入る予定だ。

　昨年、同学年の山崎颯に先に160キロを出されているだけに「とりあえず颯一郎よりは速くしたい。颯一郎が161キロなら162キロ」と対抗心を燃やす。WBC代表入りの可能性も見据え、6日にブルペン入りするなど早めに仕上げていることも明かした。

　中嶋監督はベテラン・平野佳の抑え起用を明言しているが「前半にしっかり信頼されるようになって、後半には投げられるように頑張ります」と進化した直球でアピールを続けていくつもりだ。（中澤　智晴）