DeNA・牧 WBCで「カーショー討ち」で世界一誓う 憧れ大舞台「打つしかない」

[ 2023年1月13日 05:00 ]

WBC日本代表に選出されたDeNA・牧秀悟内野手
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 WBCに臨む侍ジャパンに選出されたDeNA・牧が「カーショー討ち」の世界一を誓った。「(米国戦は準決勝以降で)完全なアウェーですし一本でもヒットを打てば勢いに乗る。やはりカーショーが気になる。打つしかない。勝つために」と決戦を思い描いた。

 準々決勝からはトーナメントだが、栗山監督も「アメリカで、最後はアメリカをやっつけて勝ちたい」と同じビジョンを共有する。17年の前回大会では準決勝で敗れた因縁の相手。その中心に立つ、MVP1度の通算197勝左腕、ドジャース・カーショーに牧の気持ちは向いていた。

 幼少期から思い出が詰まっている大会だ。長野県中野市の中野小時代、09年の第2回WBCの日本戦を授業中にテレビ観戦した。「(先生が)授業を止めて見ました。イチローさんが決勝で打った時も大盛り上がりだった」と懐かしむ。

 テレビの向こうだった戦いに自身が参加する。「想像できないですけど、逆に体験がないから思い切っていける」と気負いはない。中大時代には日米大学野球で大学日本代表としてアーチを放っており「大舞台は嫌ではない」とも胸を張る。「試合をしながら学んでいって、世界一に行きたいっ!」と頂点を強く願った。(大木 穂高)

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2023年1月13日のニュース