阪神ドラ1・森下 長寿選手への誓い!45歳まで現役の福留氏から金言「給料は体に投資しろ」

[ 2023年1月13日 05:15 ]

NPB研修会に出席した森下(前列左)ら阪神の新入団選手たち(球団提供)
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 日本野球機構(NPB)の新人研修会が12日、オンラインで開催され、12球団の新人127選手と審判員4人が参加した。阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22=中大)は、ゲストで講演した元阪神・福留孝介氏(45)の「体にお金をかけろ」という長寿選手になる秘けつを聞き、その実践を誓った。また、野球殿堂博物館の紹介、アンチドーピング活動、税の意義と役割、暴力団の実態と手口、SNSの使用モラルと危険性、有害行為についての講義も開かれた。

 45歳シーズンだった昨季まで24年間の長きにわたって現役でプレーした福留氏の金言が、1年目に向かう森下の胸に突き刺さった。「給料は自分の体に投資をしろ」――。深くうなずき、呼応した。

 「体にはしっかりと気をつけてやっていきたいなと思うので、ケアとか食事、そういうところにはお金をかけて自分の体に入るものは特に気を使ってこれからやっていきたい」

 プロは体が資本。すでに痛感しているからこそ、言葉が身に染みる。昨年12月に右足のコンディション不良を発症し、新人合同自主トレは初日から別メニューが続く。「(1年目は)ケガとか体調不良だったりはあると言っていた。より早くどう治すか…なるべく、かからないようにするのが大事だと思う」。“福留先生”のように長いプロ生活を送るためには、こちらもプロ仕様の予防ならびに早期回復が欠かせない。そのための投資だ。

 日米通算2450安打を誇り、メジャーやWBCの舞台でも活躍した福留氏は、森下にとってスターであり先輩でもある。13年からの8年間は阪神の主軸として、自らと同じ外野の一角を占めた。約20分間の講演の中で発したその一言一句に聞き入り、「素直に勉強になりましたし、もっと詳しい話を聞きたい」と目を輝かせた。

 「自分は今22歳なので単純に(24年後の)46歳となったら、やっぱり(現役24年というのは)すごいことだなと改めて思いました」

 決意新たに、13日からは新人合同自主トレ第2クールに臨む森下。「食事面だったりケア面をしっかりやって、どんどん成長していけたら」。心身両面を鍛え上げ、レジェンドの背中を追う。(北河 陽向)

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2023年1月13日のニュース