ラミレス氏“記録に残る”殿堂入り「外国人初のNPB2000安打」「外国人最多1272打点」…

[ 2023年1月13日 16:46 ]

<野球殿堂入り会見>笑顔でポーズを決めるラミレス氏 (撮影・白鳥 佳樹)
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 野球殿堂博物館は13日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のプレーヤー部門では元DeNA監督のアレックス・ラミレス氏(48)、エキスパート部門では元阪神のランディ・バース氏(68)が選ばれた。また、特別表彰で作曲家の故古関裕而氏が選ばれた。

 プロ野球の長い歴史の中でも“伝説の助っ人”として多くの野球ファンの記憶と記録に残る2人が殿堂入り。外国人選手の殿堂入りは日系選手を除けば1960年のビクトル・スタルヒン氏以来63年ぶりとなった。ラミレス氏は大リーグでのプレーを経て01年にヤクルトに入団。巨人、DeNAに在籍し、首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度、最多安打3度など数々のタイトルを獲得した。

 ラミレス氏が打ち立てた数々の記録は以下の通り。

 ☆外国人初のNPB2000安打 13年4月6日のヤクルト戦で外国人選手枠で入団した選手として初のNPB2000安打を達成。通算2017安打は外国人選手史上最多。07年には外国人選手初、右打者初となる200安打超え(204安打)もマーク。

 ☆27試合連続安打 巨人時代の08年5月3日ヤクルト戦から6月4日オリックス戦で記録。巨人では張本勲の30試合連続に次ぐ球団2位タイ。

 ☆6試合連続二塁打 10年9月に記録。78年ヒルトン(ヤ)、85年クロマティ(巨)に並ぶ外国人最多記録。プロ野球記録は09年金子誠(日)、21年近藤(日)の7試合連続。

 ☆通算380本塁打 史上24位。外国人選手ではローズ(巨人など)464本に次ぐ2位。03年にはペタジーニらに並ぶ球団タイの5試合連続本塁打を記録。

 ☆外国人最多打点 通算1272打点は歴代21位で外国人選手では最多。打点王4度はブーマー(阪急など)に並ぶ外国人最多タイ。03~10年にマークした8年連続100打点以上はプロ野球最多記録となっている。

 ☆ゲーム9打点 02年7月6日の広島戦でマーク、球団記録(76年ロジャーら8打点)を更新。 ☆月間MVP 通算9度受賞はセでは日本人選手を含め最多。07年7~9月は3カ月連続で受賞。15年7~9月の山田(ヤ)、22年6~8月の村上(ヤ)に並ぶセ最多タイ記録。 

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