日本ハムの二刀流ドラ1・矢沢 13日からの新人合同自主トレ第2クールで初のブルペン入りへ

[ 2023年1月13日 06:00 ]

NPBの研修を受ける日本ハムのドラフト1位・矢沢(手前左)ら新人選手(球団提供)
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 日本ハムのドラフト1位・矢沢(日体大)が13日からの新人合同自主トレ第2クールで、プロ入り後初めてブルペン投球を実施する。千葉・鎌ケ谷で取材対応し、「第2クール最終日(15日)か、その前の2日目(あす14日)ぐらいに入れるかなって感じです」と自ら明かした。

 最速152キロを誇る左腕で、50メートルを5秒8で駆け抜ける快足の外野手でもある。二刀流の先輩となる13年大谷(現エンゼルス)の初ブルペンは1月24日だったが、それより約10日も早いことになる。ただ、不安はない。第1クールは約60メートルの遠投。大学時代も「大学時代と(日程の)感覚は変わらない。2月にキャンプがあって、初日には全員がブルペンに入る。だから、その2週間ぐらい前から立ち投げ(捕手を立たせた投球練習)を行っていた」と説明する。

 12日は練習オフで、午後から選手寮でオンラインによるNPB新人選手研修会に参加。昨季限りで現役引退した元中日・福留孝介氏による講義から、「周りに流されないことの大切さ」も再認識した。「(ここまでの練習は)投手、野手とも全ての練習メニューに入っている」。急がなければ、慎重になることもない。前夜8時に就寝、朝6時に起床し、朝風呂と映画「ハリー・ポッター」観賞で英気を養った。これが「矢沢流」だ。(横市 勇)

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2023年1月13日のニュース