巨人・岡本和「打った瞬間いったなと」王、松井に続く5年連続30号王手弾も「何とかCSにっていう思い」

[ 2022年9月20日 22:10 ]

セ・リーグ   巨人5―4ヤクルト ( 2022年9月20日    東京D )

<巨・ヤ>6回、岡本和がソロを放つ(撮影・村上 大輔)
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 巨人の岡本和真内野手(26)がヤクルト戦(東京D)で2試合ぶりとなる29号を放った。この一発で球団史上3人目となる5年連続30本塁打に王手をかけた。

  1点リードの6回だった。先頭の4番・中田が相手3番手の大西に三振に斬られ悔しさをあらわにした後の打席に立った岡本和。2球目の内角低めのシュートを完璧に捉えると、打球は左中間スタンド上段に飛び込んだ。打った瞬間本塁打を確信した岡本和は悠然と歩きだしダイヤモンドを1周。原監督を超える5年連続30号に王手をかける29号ソロに「点を取られた直後だったのですぐに取り返せて良かったです」と語っていた。

 岡本和との試合後の「一問一答は以下の通り。

 ――本塁打の感触は。

 「いい感じで、打った瞬間いったなと思いました」

 ――追いつかれたあとの一発。

 「あれはほんまにいい追加点になったと思います」

 ――点を取られたあとは気持ち的には。

 「そうですね。やっぱり流れは引き渡さないように3人で終わらないようにしようと思って打席に入ろうとしましたし、本塁打になって良かった」

 ――打席の感覚は。

 「8月の後半から徐々にいいものが出てきてて、やっと出てきているかなと思います」

 ――練習ではロングティー。

 「体を大きく使いたいというのもありますし、いい感じになってきていると思います」

 ――5年連続30発に王手。

 「何とかCSにっていう思いでやっているので。そういったところであまり意識はしないように考えたいんですけど、しっかりチームのために打っていきたいです」

 ――本拠地最終戦でホームラン。

 「やっぱり今年ホームでね、すごいたくさんのお客さんも入ってくれて。声援の中で野球をやらせてもらったので。途中で全く打てなくてね、申し訳ないなと思ってたんですけど、最後にね、ちょっとホームラン打てて良かったなと。そこは思います」

 ――残り試合も少ない。今後に向けて。

 「もう勝つしかないんで。負けられない戦いが続くと思うので、なんとか一丸となってやっていきたいと思います」

 <巨人の4年連続30発以上> 巨人でシーズン30本塁打を4年以上続けたのは1962~1980年王貞治(19年)、1996~2002年松井秀喜(7年)、1985~1988年原辰徳(4年)に次いで岡本和が4人目で、5年連続30本塁打を達成すると現在チームの指揮を執る原辰徳監督(64)を抜いて球団3人目の快挙となる。

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