ア・リーグMVP投票は一番難しいものではない 米記者がMLBの8つの賞レースで難易度をランク付け

[ 2022年9月20日 08:18 ]

アストロズ・バーランダー(AP)
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者(59)が19日(日本時間20日)に、公式戦を残した段階で、MLBの8つの賞レースを投票の難易度でランク付けした。

 ここまでア・リーグMVPはアーロン・ジャッジか大谷翔平かの議論が盛んだったが、それは一番難しいものではないとしている。一番難しいのはア・リーグのサイヤング賞で候補者はジャスティン・バーランダーはじめ5人いて、最後までもつれると見る。

 2番目はア・リーグの監督賞で有力な候補者が3人、3番目はナ・リーグの監督賞で5人の名前を挙げた。ア・リーグMVPは難易度で4番目。ローゼンタール記者は「ヤンキースファンはこれが一番簡単と言うかもしれない。ジャッジはあと2本で本塁打のア・リーグ記録に並ぶし、この75年間で5度目の三冠王にトライしている。私自身はMVPが優勝争いをしているチームから出る方を好む。理由はよりプレッシャーが高まる中で戦っていると思うからだ。ジャッジは9月上旬ヤンキースが大崩れしてしまいそうな時に、一人で救出に成功した。私はジャッジを選ぶだろう。ただジャッジがMVPを取れないということは考えられないが、大谷が満票でMVPになった翌年、本人が今年の方が良いプレーをしていると発言したのに、2位になるというのもほとんど考えられない」と説明している。

 5番目はナ・リーグ新人王でブレーブスのスペンサー・ストライダー投手かマイケル・ハリス外野手のどちらか。6番目はナ・リーグのMVPでポール・ゴールドシュミットにチームメートのノーラン・アレナドが挑む形。7番目はア・リーグの新人王で25本塁打25盗塁以上のマリナーズのフリオ・ロドリゲスでほぼ決まり。8番目はナ・リーグのサイヤング賞で、シーズン234イニングに届きそうなマーリンズのエース、サンディ・アルカンタラで決まりとした。

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2022年9月20日のニュース