巨人 ヤクルトに意地のシーズン勝ち越し!村上に56号許さず本拠地最終戦で岡本和29号、大勢35S

[ 2022年9月20日 21:05 ]

セ・リーグ   巨人5―4ヤクルト ( 2022年9月20日    東京D )

<巨・ヤ>6回、ソロを放つ岡本和 (撮影・光山 貴大)
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 巨人が今季本拠地・東京ドーム最終戦となるヤクルト戦最終戦に勝利し、同戦シーズン勝ち越し(13勝11敗1分け)を決めた。9月に入って14戦9勝4敗1分けとし、8月30日に4年ぶりとなる「8」まで膨らんだ借金は3に。残り7戦、2年連続で優勝は逃したが、CS進出に向けて負けられない戦いが続く。

 中8日の先発となった赤星は、初回から苦しんだ。先頭の塩見に右越え二塁打を許すと、2番・山崎の二ゴロの間に塩見は三塁へ。続く3番・山田に152キロの外角高めストレートを逆方向に運ばれる右越え二塁打を許し、15球で先制を許した。制球に苦しみ2回にも1死一、三塁から9番・投手の原のセーフティースクイズからの三走・宮本の好走塁で2点目を失った。赤星は結局3回58球を投げ2失点で降板となった。

 打線は2点を追う3回。1死から吉川、坂本、丸の3連打で1点を返すと、4番・中田の遊ゴロの間に三走・坂本が生還し同点。守備の乱れを突き丸も本塁を突き逆転に成功した。4回にはポランコの24号ソロで加点。6回に3番手クロールが長岡に中前適時打を許し1点差に詰め寄られたが、その裏に岡本和が2試合ぶりとなる29号ソロを放ち再び2点差とした。岡本和は球団史上3人目となる5年連続30本塁打に王手をかけた。

 8回に5番手・高梨がポランコの守備のミスもあり無死三塁のピンチを招き、中村の遊ゴロの間に1点を奪われ再び1点差に詰め寄られた。しかし、最後は1点リードを守護神・大勢が守り抜いた。大勢はこれで今季35セーブ目。2015年山崎康晃(DeNA)、22年栗林良吏(広島)がマークした新人最多37セーブまで残り7戦で「あと2」と迫った。

 ▼岡本和 点を取られた直後だったのですぐに取り返せて良かったです。次の打席も打てるように頑張ります。

 <巨人の4年連続30発以上> 巨人でシーズン30本塁打を4年以上続けたのは1962~1980年王貞治(19年)、1996~2002年松井秀喜(7年)、1985~1988年原辰徳(4年)に次いで岡本和が4人目で、5年連続30本塁打を達成すると現在チームの指揮を執る原辰徳監督(64)を抜いて球団3人目の快挙となる。

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