“平成唯一の3冠王”松中信彦氏 ヤクルト村上の3冠王へ「5番バッターが鍵」掛布氏「確率70~80%」

[ 2022年9月5日 21:30 ]

松中信彦氏
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 2004年に平成唯一の3冠王を達成した元ソフトバンクの松中信彦氏(48)と、元阪神の掛布雅之氏(67)が5日放送のNHKBS1「スポーツ酒場“語り亭”令和のホームランアーティスト とことん村上宗隆」に出演。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)の史上8人目の3冠王達成のポイントを語った。

 5日現在、51本塁打、打率.341、125打点で打撃3部門でトップを独走する村上。史上初の5打席連続本塁打など、プロ野球の歴史に名を刻む活躍を見せている。松中氏は「村上選手は優勝が一番と言っている。チームの勝負所で自分が決めたいという気持ちが強い。強引に打っていくとバッティングが崩れて、打率も落ちていく」とした。そして一番のポイントは5番バッターだと話し、「当時僕が4番で城島(健司)君が5番の時は、僕が四球の後、必ず彼が打ってくれていた。だから僕と勝負してくれるし、甘い球も来るようになる」と、城島氏が3冠王を後押ししてくれたと語った。

 一方、掛布氏は「打率はポイントだが、後ろのバッターが弱くても、今の打席の雰囲気を考えると、変なバッティングはしない。1試合に1個か2個はフォアボールがあるので、そんなにヒットを打たなくても打率が下がることはない。だから3冠王の確率は70~80%はある」とした。

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2022年9月5日のニュース