エンゼルス・大谷のツーシーム メジャー平均より8.9センチ沈み3.3センチ曲がる

[ 2022年9月5日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス2―1アストロズ ( 2022年9月3日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロズ>8回、アストロズ打線を封じてガッツポーズする大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 大リーグ公式サイトが、「大谷が新しい球種を追加した」と題した特集記事を掲載。同サイトのデータ分析を担当するデービッド・アドラー氏は「大谷のツーシームはメジャー平均より3・5インチ(約8・9センチ)沈み、1・3インチ(約3・3センチ)曲がる」と解説した。

 大谷の直球は「真の直球」で、捕手のミット目掛けて真っすぐ伸び「横方向への動きはほぼない」。ツーシームはその直球と同じ150キロ台後半の球速だが、球質は大きく異なり、平均して直球より右打者方向に1フィート(約30・5センチ)食い込み、7インチ(約17・8センチ)沈むのが特徴だという。

 直球の1分間あたりの回転数は平均2220。一流とされる2500回転には届かないが、同氏は「低スピンの直球はゴロが多くなり、シンカーはそれをさらに引き立たせる」と分析した。

 同氏は昨季も大谷がカットボールを導入して後半戦の躍進につなげたことを引き合いに出し「ここまでの結果を見る限り、大谷は今後もシンカーを投げ続けるべきだ」とした。

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