日本ハム・谷内　今季2度目の3番スタメンで前回無安打の借り返す2安打2打点

パ・リーグ   日本ハム8―2楽天 （ 2022年9月4日    楽天生命 ）

＜楽・日＞ヒーローインタビューを終えてスタンドのファンに応える谷内（撮影・篠原岳夫）
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　今季2度目の「3番・二塁」。スタメンを目にした日本ハム・谷内は前回の苦い記憶を思い起こした。先月9日の西武戦。3打数無安打に終わり、1点を追う9回の打席で代打を送られた。「今日やらないと、もう一生ない」。そう自らに語りかけ、試合に臨んだ。

　3回1死から連打で迎えた一、二塁の好機だった。「追い込まれていたので、前に打球を飛ばして事を起こしたかった」。相手先発・早川の外角直球を右中間へはじき返す、先制の2点適時二塁打。初回1死一塁での中前打と合わせた2安打と見事に結果を出した。起用した新庄監督も「なんか打つ気がしたんですよ」と満足げだ。

　守備では6回に先頭・西川の一、二塁間を抜けそうな当たりを好捕。終わってみれば9つのアウトに関わった。「（打球処理が多く）ちょっと心が折れそうになった」と笑い、「加藤のリズムが良かったので僕もリズム良く守れた」と話した。

　3日に今季のV逸が決定したが、来季戦力へのサバイバルは継続中。大卒10年目の31歳は「一球一球、一試合一試合の勝負」と言い切った。