阪神・中野 気を吐く3安打2盗塁「相手をかき回すことができた」リーグ最多13盗塁に伸ばす活躍

[ 2022年5月30日 05:30 ]

交流戦   阪神2-3ロッテ ( 2022年5月29日    ZOZOマリン )

<ロ・神>8回無死一塁、中野は二盗を決める(撮影・平嶋 理子) 
Photo By スポニチ

 阪神・中野が足で同期入団・佐藤輝の一発を引き出した。8回先頭で身長差32センチ、2メートル3のゲレーロの直球を中前打すると、この日2個目の盗塁に成功。揺さぶりで4番の狙いを直球に集中させた。

 「自分の持ち味である塁に出て、相手をかき回すことができた。仕事的には良かったのかなと思う」

 初回、近本との連打と盗塁などで築いた無死満塁は得点につながらず、3回無死一塁ではバント失敗に加え、3月25日の開幕戦以来の盗塁失敗。それでも自力で流れを変えた。5回、そして8回の中前打で14日のDeNA戦以来、13試合ぶり5度目の猛打賞で気を吐いた。

 1試合2盗塁は今季3度目。「アウトになったからこそ思い切っていった」。リーグ最多13盗塁へ伸ばし、次点の近本、ヤクルト・塩見に3差をつけた。「2年目で視野は広くなって、いろんなところが見えている」。交流戦打率.421に上げ、勝つためにも動きを止めない。(鈴木 光)

続きを表示

2022年5月30日のニュース