田尾安志氏 難病「心アミロイドーシス」を患っていると明かす「すごい前向きなんです」

[ 2022年5月30日 23:57 ]

田尾安志氏
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 楽天初代監督を務めた田尾安志氏(68)が30日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、国の難病指定となっている「心アミロイドーシス」となったことを明かした。

 田尾氏は、「今回、僕がですね、心臓の病気。隠していたわけではないんですけど。もうちょっとしたら認定されるんで、もう言ってもいいのかな、と。」と話し始め、「この治療法がですね3年前にはなかった。それまでは5年生存率が30何%という。いい薬が開発されて、かなりよくなっているそうですよ、今はね」と続けた。

 心臓にアミロイドと呼ばれる蛋白質が沈着し障害を引き起こす疾患で、「国の難病指定になっているそうなんですが。現在2000人ぐらいが認定されているという…。アントニオ猪木さんもなって」と言いながらも「皆さん知らない人が多い。そういう検査をしている人がそういないんじゃないかということでね。これまでは、そこまで調べないで心不全と言われて悪くなる人が多かったと思うんですが」と公表することにした理由を説明した。元プロレスラーのアントニオ猪木氏は「全身性アミロイドーシス」で闘病を続けている。

 田尾氏の病気が判明したのは定期的な血液検査で、「ほかのところは全ていいのに、心臓の数値だけ高い。『田尾さん、すぐに車いすです』って言われてね。病院まで自転車で行っているのに…。自覚症状は最初はなかった。ちょっと階段の上るのがちょっと息が切れるな」くらいだったという。だが、その影響かどうかはわからない、としながらも今は肺気胸の症状なども出ているといい、咳込む場面も。

 田尾氏は「このユーチューブを見て、検査する人が一人でも二人でも出て、対処もできれば」と語り「すごい前向きなんです。これに対してどうしていこうかって。なんか暗く、後悔後悔でずっと過ごしていくんじゃなくて、ちょっと前を向いて、どれだけやっていけるかということが、すごく大事なんじゃないか、ということを改めて感じたね」と笑顔で語っていた。

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2022年5月30日のニュース