慶大・プロ注目の4番・萩尾が3戦連発締めで早大に快勝

[ 2022年5月30日 05:30 ]

東京六大学野球最終週最終日   慶大5―3早大 ( 2022年5月29日    神宮 )

<慶大・早大>5回、勝ち越しの3ランを放った慶大・萩尾(撮影・藤山 由理)
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 早慶戦の2回戦1試合が行われた。慶大はプロ注目の4番・萩尾匡也外野手(4年)が決勝の左越え3ランを放って5―3で早大に連勝した。これで全日程が終了。明大・宗山塁内野手(2年)が打率・429で首位打者、慶大・橋本達弥投手(4年)が防御率1・53で最優秀防御率を、それぞれ初受賞した。

 最後は左手一本でスタンドまで運んだ。慶大・萩尾が1―1の5回無死一、二塁、左翼ポール際に3戦連発となる勝ち越し3ラン。開幕前に堀井哲也監督から課されたノルマの5本塁打に、早慶戦で到達し「“入ってくれ”という気持ちだった。凄いプレッシャーだったが、なんとか達成できました」とはにかんだ。

 本塁打量産の秘密はスイングスピード。「160キロから170キロぐらい」とプロでもトップレベルの速さを誇る。本塁打と打点(17)の2冠で今春を終え「チームに貢献できたのが数字に出るので、打点の方がうれしい」と喜んだ。一方で、チームは2位で3季ぶりに優勝を逃し「1位を獲れる準備をこの夏にしていきたい」と秋の王座奪還に照準を定めた。(田中 健人)

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2022年5月30日のニュース