矢野阪神、5月月間防御率1点台でも勝ち越せない 打線かみ合わず12年9月以来10年ぶりの異常事態

[ 2022年5月30日 05:30 ]

交流戦   阪神2-3ロッテ ( 2022年5月29日    ZOZOマリン )

阪神・矢野監督
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 1点が届かない。阪神は、見慣れた競り負けで連勝は2で止まった。ヤクルトの敗戦で自力優勝の可能性消滅こそ免れても慰めにはならない。矢野監督は初回無死満塁の逸機を悔やむしかなかった。

 「そこしかないよね。あそこでゼロでいってしまったのが全て…と言ったら言い過ぎかもしれんけど、あそこでゼロというのは…。一気に崩せるかもしれない状況だったんで」

 頼みの佐藤輝が空振り三振、打率・000でも5番で今季初先発させた原口が捕邪飛、復調傾向の糸原が中飛。糸原は4、6回の2死無走者で2安打し、今季最長7試合連続安打へ伸びるのだから、かみ合わない。

 5月は月間防御率1・78を誇りながら、11勝12敗。1試合を残して勝ち越しの可能性が消えた。31日の西武戦が9回チーム自責6点以内なら「月間防御率1点台で勝ち越せない」という12年9月以来10年ぶり事態が確定。打線が借りを返す日は、いつ来るのか。

 ○…阪神は5月の成績が11勝12敗となり、1試合を残して月間勝ち越しがなくなった。5月は月間防御率1.78。月間10試合以上で防御率1点台は昨季10月の1.63以来で、この時は12勝5敗3分けと大きく勝ち越していた。このまま月間防御率1点台で勝率5割以下なら、1.86で11勝12敗2分けだった12年9月以来となる。

 ○…阪神の1点差試合は12球団最多の24試合目で、8勝16敗の勝率.333。ロッテも、この日の勝利で3勝11敗の勝率.214と苦手にしていた。

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2022年5月30日のニュース