Haoda熊本 昨年都市対抗野球準Vの力見せた!九州予選、7回コールドで準決勝進出 

[ 2022年5月30日 05:30 ]

第93回都市対抗野球九州地区予選第2日   Honda熊本12-0大福ロジスティクス ( 2022年5月29日    リブワーク藤崎台 )

<Honda熊本・大福ロジスティクス>7回コールドながらHonda熊本・片山は無安打無得点の好投
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 第1代表決定トーナメント2回戦の4試合が行われ、Honda熊本(大津町)は大福ロジスティクス(熊本・甲佐町)を7回コールド、12―0で破り準決勝に進んだ。準優勝した昨年の本大会で久慈賞に輝いた右腕、片山雄貴投手(28)が7回無安打無得点の好投を見せた。ビッグ開発ベースボールクラブ(沖縄・那覇市)はKMGホールディングス(福岡市)を10―9で破った。

 Honda熊本は強さを見せつけてコールド発進した。打っては13安打12得点、投げては無安打無得点。渡辺正健監督がキーマンに挙げたのは、やはり右腕だった。「初戦はどうしても硬さが出るが片山がしっかり投げてくれたので打線は落ち着いて打てた」と猛打を引き出した好投を称えた。

 片山はこの日、最速146キロの速球と100キロ前後のカーブなど緩急を巧みに使い、無安打7三振。「久々に応援団が来てくれて気合が入った。調子はよくなかったが気持ちが高ぶり腕がしっかり振れた」。3年ぶりに55人の大津製作所応援団が地区予選に駆けつけ、関係者や知人らも手拍子で後押し。片山は死球と失策で2人の走者を出したが、いずれも併殺に取って二塁さえ踏ませなかった。

 「5回頃から意識した。高校(福岡工大城東)、大学(駒大)を通じて一度もないのでやってみたかった」というノーヒットノーラン。だが7回、山本力の3ランでコールドが決まり快挙は消えた。「チームが勝てばそれでいい」。複雑な表情だったが、昨年の本大会で全5試合に登板し準優勝の原動力となった片山の好投は今年こそ頂点を目指すHonda熊本にとって何より心強い。 (中島 泉)

 ▼Honda熊本山本力 (6回に代走で途中出場し7回コールドを決める3ラン)片山さんに“僕が決めてきます”と言って打席に立ったがまさか…。初打席なのでストライクなら思い切って振ろうと思っていた。

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2022年5月30日のニュース