大谷2打席連発も今季初5連敗、マドン監督「打線はよかった。ただブルペンが…」

[ 2022年5月30日 11:55 ]

ア・リーグ   エンゼルス10―11ブルージェイズ ( 2022年5月29日    アナハイム )

エンゼルスのジョー・マドン監督
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は29日(日本時間30日)、本拠地エンゼルススタジアムでのブルージェイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。今季2度目の2打席連続本塁打を放つなど3打数2安打2四死球と活躍した。これまで大谷が本塁打した試合は7戦無敗だったが、エ軍は10―11で競り負けて今季初の5連敗を喫し、“不敗神話”は崩壊した。

 試合後、ジョー・マドン監督は「打線はよかった。先発投手もよかった。ただ、ブルペンがよくなかった。いい形で試合を進めていただけに、残念だ」と振り返った。

 大谷は、初回1死の第1打席、2ボール2ストライクからブ軍の先発右腕ベリオスの外角変化球を叩いた先制の右越え10号ソロ。打球速度は108・8マイル(約175・1キロ)、飛距離は413フィート(約125・9メートル)。22日(同23日)のアスレチックス戦で9号先頭打者本塁打して以来6試合ぶりの一発で、22日(同23日)のアスレチックス戦で2安打して以来6試合18打席ぶりの安打となった。これで2桁本塁打に到達。コロナ禍で60試合の短縮シーズンとなった20年を除き、メジャー移籍後の18年から毎シーズンの2桁本塁打で、日本人選手の4度目の2桁本塁打は、松井秀喜(ヤンキースなど)の7度に次いで2人目だ。

 3回無死一塁の第2打席でも2ボール2ストライクから高めの直球を中越え11号2ラン。打球速度は107マイル(約172・3キロ)飛距離は425フィート(約129・5メートル)。大谷の2打席連続本塁打は、5月9日(同10日)のレイズ戦で5号ソロ、6号満塁弾に続いて今季2度目となった。この試合の前までのベリオスとの対戦成績は12打数4安打3四球で打率・333、1本塁打3二塁打で安打4本のすべてが長打と好相性だった。

 左腕ボルッキーと対戦した4回無死の第3打席は空振り三振に倒れ、6回無死二塁の第4打席は左腕バスケスから右ひじのプロテクター部分に今季3個目の死球を受け、球場は大ブーイングに包まれた。右腕ガルシアと対戦した8回1死の第5打席は四球だった。これで通算打撃成績は48試合で185打数46安打、打率・249、11本塁打、31打点、7盗塁となった。

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