MLBと選手会が交渉も進展なし…米紙「予定通りの開幕は非常に危うくなった」

[ 2022年2月19日 05:30 ]

 労使決裂中の大リーグで17日(日本時間18日)、機構(MLB)と選手会が交渉を行ったが、15分で終了して進展はなかった。全国紙USAトゥデー電子版は「予定通りの開幕は非常に危うくなった」と報じた。機構側は今月28日(同3月1日)までに妥結しなければ、3月31日(同4月1日)に開幕できないと選手会に伝えたという。

 17日の交渉は主要争点の年俸総額や最低保障額で新たな提案はなく、選手会は年俸調停の取得年数を一律2年にする短縮案を取り下げる代わりに、対象選手を22%から80%に拡大する案を提案。調停前の選手へのボーナス分配額を1億1500万ドル(約132億円)に増やすよう要求した。機構はボーナス分配額を1500万ドル(約17億円)としており、金額面で両者の溝は広がった。週明けからは両者とも毎日交渉を行う意思があるという。

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