巨人ドラ2・山田「かめはめ波ボール」で開幕1軍つかむ!大ファン「ドラコンボール」必殺技ばり剛球が武器

[ 2022年1月19日 05:30 ]

「かめはめ波」の刺しゅうが入ったグラブを手に「かめはめ波」ポーズを決める山田(撮影・河野 光希)
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 人気漫画「ドラゴンボール」が好きであれば誰もが憧れる必殺技。巨人のドラフト2位で、最速153キロを誇る即戦力左腕の山田(JR東日本)は「一番(の武器)はストレート。かめはめ波のようになれば」と主人公の孫悟空らが操る大技をイメージして練習していることを明かした。

 父親の影響で小学生からテレビアニメの「ドラゴンボール」を見始め「ZもGTも全部見ています」という21歳は、昨年12月に赤と黒色がベースの練習用グラブの小指部分に「かめはめ波」、親指部分には「亀」の刺しゅうを入れた。全身の気を両手にためて一気に解放する「かめはめ波」は「僕は連動の中でやりたいタイプだけど、ためて解放は(投球と)一緒だと思う」と共通点を語る。「(かめはめ波は)まねしていました。誰もが通る道ですよね」と笑う。

 好きなキャラクターは孫悟空の息子である「悟飯」。自身はマウンドで雄叫びも上げるなど気迫のこもった投球スタイルだが「おとなしいけど強い。あの感じが好き」と言う。好きな技は「悟空と悟飯が一緒にやる親子かめはめ波」と語る。

 18日は同1位の大勢(関西国際大)とブルペンの傾斜を使ったキャッチボールを実施。山田は28球を投じ「久しぶりに傾斜で投げて楽しかった」と振り返ったが、相手の大勢はあまりに球威あるボールを投じたため、周囲から危険と判断されて数球を捕球して交代。「今までで一番、強い球。(グラブが)切れたらどうしようかと思いながら捕っていた」と目を丸くした。将来のチームを背負う可能性がある左右の即戦力。原監督も「即戦力で獲っている」と期待し、キャンプ1軍スタートの可能性は高い。

 「勝ちにこだわってやっていきたい。チームに貢献できれば」と山田。キャンプでは「かめはめ波」のようにパワーを集中させたボールを投じ、開幕1軍入りをアピールする。(小野寺 大)

 ◇山田 龍聖(やまだ・りゅうせい)2000年(平12)9月7日生まれ、富山県氷見市出身の21歳。小4で野球を始め、西條中では軟式野球部に所属。高岡商(富山)では2年夏と3年夏に甲子園出場。JR東日本では3年目の昨季、都市対抗で初登板も初戦敗退。憧れの選手はDeNA・今永。1メートル83、82キロ。左投げ左打ち。

 ▽ドラゴンボール 鳥山明氏の代表作でもある人気漫画で週刊少年ジャンプ(集英社)で84年から約10年、519話を連載。世界中に散らばり、7つ全てを集めると1つだけ願いがかなう秘宝ドラゴンボールを探しながら、主人公の孫悟空らが活躍する。亀仙人、クリリン、ピッコロ大魔王らのキャラクターも登場。テレビアニメも人気に。

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2022年1月19日のニュース