日本ハム新庄新監督の最重要強化ポイントは「守備」赤星氏に語ったビッグボスが目指す野球

[ 2021年11月8日 23:02 ]

選手に訓示を行う新庄監督
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 スポニチ本紙評論家で現役時代に通算381盗塁を記録した赤星憲広氏(45)が7日に放送された日本テレビ「Going!Sports&News」(日曜後11・55)で、日本ハムの新庄剛志新監督(49)の貴重な“守備論”を引き出した。

 8日に沖縄秋季キャンプを視察した際、守備について「ボールを捕るまでは格好つけることによって力が抜けて、そこからボールをさばく時にプロフェッショナルが出てくる。俺はそういうふうに守って、ゴールデングラブ賞は“たったの10回しか”獲れなかった」と語っていた新庄新監督。赤星氏も同じセンターで6度のゴールデングラブ賞を受賞しており、夢の阪神センター対談となった今回の番組。赤星氏がチームの強化ポイントを聞くと、走塁の強化が5で守備が3だという。新庄監督は守備の3について「俺は天性的に守備がうまかった。うまく教えて伸びる守備力がこれぐらいかな」と語った。

 そして一番の強化ポイントに挙げた走塁。新庄新監督は現役時代に右前打で一塁からホームインしたが、この走塁に目指す野球のヒントが隠れていると語り「日本ハムの選手は打力がない。脚で点を取りに行く野球はやるだけタダ。やってみます」と強化プランを披露した。話の中で赤星氏に新庄新監督が盗塁について聞く場面もあり「リードする時、帰塁の意識が8?盗塁が8?」と質問。赤星氏は「盗塁の意識を9にするためのリードですね」と答えるなど、就任会見での衣装やリップサービスに注目が集まりがちな「ビッグボス」との貴重な?ガチ野球トークが展開された。

 対談冒頭では新庄新監督が赤星氏に「はじめましてだよね?」と聞くと「虎風荘で会ってます」と苦笑い。新庄監督は2000年シーズンまで阪神でプレー、赤星氏は00年ドラフト4位で阪神入りした。そして阪神つながりでいつか“藤川球児監督と赤星コーチ”になった阪神との対戦を切望。「俺たち(日本ハム)がボコボコにやっつけたろ」と夢を語った。話はプロ野球界の現状にもおよび、新庄新監督は「ちょっと冷めてる感じがする。ちょっと火をつけてあげようという気持ちがある」と熱く語った。

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