楽天、連日の先制も追いつかれ敗戦 石井監督は救援陣かばう「彼らが力を振り絞ってやった結果」

[ 2021年11月8日 05:30 ]

パCSファーストS第2戦   楽天4―4ロッテ ( 2021年11月7日    ZOZOマリン )

<ロ・楽2>ファーストステージでの敗退が決まりあいさつを終えて引き揚げる楽天・石井監督(左端)=撮影・篠原岳夫
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 就任1年目の戦いが終わった。楽天・石井監督はベンチから、相手ナインの歓喜をじっと見つめていた。「みんな一生懸命やってくれて感謝している。負けは僕の責任」と静かに現実を受け止めた。

 2回に2点を先制、7回には炭谷のCS通算20戦目での初アーチなどで勝ち越すも、初戦に続き救援陣が崩れた。6回に安楽、7回は酒居が被弾した。初戦は松井、宋家豪(ソンチャーホウ)が痛打されて失点。2戦連続の誤算にも、CS進出に貢献したブルペン陣を責めることなどできない。8月26日に松井が右太腿痛で離脱して以降、全員で守護神の穴を埋めながらシーズンを戦い抜いた。

 救援防御率2.75は両リーグトップ。指揮官は「12球団で一番のリリーフが打たれたらしょうがない。彼らが力を振り絞ってやった結果」とねぎらった。

 9回1死で二ゴロに倒れた浅村が併殺を阻止するためヘッドスライディングするなど、最後まで泥くさく戦った。試合後に涙を流す選手も。石井監督は「まだ高みの途中なので、来年はそういう景色を見せてあげたい」と来季に視線を向けていた。(伊藤 幸男)

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2021年11月8日のニュース