黒木知宏氏 ロッテ「左のエース」に期待の選手明かす 石橋貴明も「甲子園の…ついに克服した感じ」

[ 2021年9月27日 22:01 ]

19日の日本ハム戦でプロ初完封を飾り、ウイニングボールを手に笑顔のロッテ・小島投手
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 元プロ野球ロッテ投手で、野球解説者の黒木知宏氏(47)が、26日放送のTBSラジオ「日本生命presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。パ・リーグ首位を快走する古巣ロッテで最も期待している選手を明かした。

 黒木氏は首位ロッテのなかで最も注目している選手を問われると「僕は小島投手を推してます」とキッパリ。プロ3年目で自己最多9勝(番組放送時は8勝)をマークする活躍を見せている左腕の名前を挙げ「前回、前々回でしたか9回完投した時に、僕がちょうど中継させてもらったんですよ。ピッチャーというのは一度完投を経験しないと、初回から9回までどこで力を入れたらいいかとか、抜いたらいいかとか、自分のスタミナの限界はどこなのかとか、メンタル的な限界点がどこなのかって投げ切ってみないと分からないんですよ」と完投の重要性を力説。

 「彼はそういうことをやって成長していかないといけないピッチャーだと思っていた。そしたら(目の前で)ホームランは打たれましたけど完投してくれて良かったーーーと喜んでいたら次の試合では完封。それはもう完璧な内容でした。ゆったりしたフォームでそれとは違う鋭いボール投げるという理想的なフォームだと感じました」と2試合連続の完投を好評価した。

 すると石橋は小島投手に対し「彼は甲子園に浦和学院で出場していて足つっちゃった、というイメージ。それから早稲田行ってプロ入ってももう一つ俺は脱水症状で足がつっちゃったイメージが離れなくて、ここで9回投げ切ったってところで甲子園の脱水症状をついに“克服”した感じがしたんですけどね」とコメント。

 黒木氏は「(小島投手は)入団した時よりも間違いなくレベルアップしていて、球の強さもスピードも出てますよね。これから左のエースピッチャーとして中心で回らないといけない存在だと僕は思ってます」と期待の高さを示していた。

 <2013年第95回全国高等学校野球選手権大会1回戦 ●浦和学院10―11仙台育英〇>浦和学院の小島投手は8回まで10失点しながらも続投。10―10の9回、左足がけいれんしながらも2死まで取るが、ヒットを許したところで無念の降板。後を受けた投手がタイムリーを打たれサヨナラ負けを喫した。

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